FXホラー漫画・FX戦士くるみちゃんアニメ化と、私のコツコツドカンの記憶が…うっ

朝、スマホをぼんやり眺めていたら、FX戦士くるみちゃんがアニメ化されるというニュースが目に入った。アニメ化と聞くと普通はワクワクするものだが、私の場合、なぜか心拍数が上がり、手に持っていた湯のみを置いた。これはもう娯楽というより、心の古傷を指で押される感覚なのである。

私はかつてFXをやっていた。しかも、典型的な「コツコツドカン」である。最初は千円、二千円と、まるで貯金箱に小銭を入れるように増えていき、私は完全に調子に乗った。そしてある日、ドカンが来た。コツコツしていた日々は、ドカンの前では段ボールハウスくらいの耐久力しかなかったのだ。

くるみちゃんの話を読むと、なぜか「わかる、わかる」と頷いてしまう。負けているのにチャートを見続けてしまう感じとか、もう取り返せないのに「ここで戻るかも」と思ってしまうあの根拠のない希望。あれは希望というより、賞味期限切れの牛乳を「まだいける」と飲む勇気に近い。

思えば子どもの頃、テストの点が悪いと、しばらく机の中に隠していた。見なければ現実ではない、という謎の理屈である。FXでも同じことをしていた私は、まったく成長していないのだなあと感心する。いや、感心している場合ではない。

アニメになったくるみちゃんが、画面の中でさらに派手に負けていくのを想像すると、正直ドキドキする。これはホラーなのか、教育番組なのか、それともただの鏡なのか。たぶん全部なのだ。

結局、私はFXを退場したままだし、アニメは怖いけどたぶん観てしまうと思う。人はなぜ、痛いとわかっている場所を触りに行くのか。その答えは出ないまま、私は今日も安全な場所で、為替とは関係ない昼ごはんの値段を気にしているのである。

Google検索順位に異変?マイベストがSNSで騒がれていて、私は少しだけ昔を思い出した

私がこの話を知ったのは、Google検索ではなく、SNSをぼんやり眺めていたときだった。「マイベストの検索順位が落ちているらしい」「AI検索で終わった」など、断定的で景気のいい言葉がタイムラインを流れていく。私は検索結果を確かめたわけでもなく、ただその騒ぎを、畳に寝転んで聞く雨音のように眺めていた。

マイベストと聞くと、どうしても昔の記憶が出てくる。私がアフィリエイトブログをやっていた頃、あれはもう黒船どころか、空から巨大ロボットが降ってきた感じだった。自分が必死に書いた記事の上に、いつの間にかマイベストが鎮座していて、私は「ここ、私の場所だったはずなのに」と小声で文句を言っていたのである。もちろん誰にも届かない。

当時の私は、検索順位を人生の成績表のように扱っていた。順位が下がれば機嫌も下がる。今思うと、ずいぶん情緒が検索エンジンに支配されていた。冷蔵庫の中身より、サーチコンソールを気にしていたのだから、健康的とは言えない。

そんなマイベストが、今度はAI検索の時代にどうなるのかと、SNSでは盛り上がっているらしい。オーバービューに答えを先に言われてしまい、記事が読まれないのでは、という不安。私はそれを見て、「ああ、立場が変われば景色も変わるのだな」と、妙に納得してしまった。

しかし冷静に考えると、出てこなくなったわけではない。ちゃんと検索すれば、まだそこにいる。ただ、騒ぐ人が増えただけなのだ。人は順位が下がると大騒ぎし、上がっている間は沈黙する。これは検索に限らず、人生全般に言える気がする。

結局のところ、私はもうブログもやっていないし、検索順位で一喜一憂する立場でもない。ただSNSの騒音を、遠くで聞いているだけだ。諸行無常というほど立派な話でもなく、みんな落ち着きがないな、と思っただけなのである。

バリーカード 還元率20%に心が揺れた日|福岡銀行 新サービスでポイ活を考えすぎた話

朝、スマホをぼんやり眺めていたら「最大20%還元」という文字が目に入った。
20%。
二度見した。寝起きの目がバグったのかと思ったが、どうやら本気らしい。福岡銀行の新サービス「バリープログラム」と「バリーカード」の話である。

20%還元といえば、だいたいは「条件:宇宙船を所有していること」みたいな話が多い。私は地球の片隅で暮らす一般市民なので、今回も半信半疑で読み始めた。

読み進めると、まず「福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行の口座が必要」とある。
この時点で、対象者がかなり絞られている。全国区の話ではない。
しかし私は福岡在住なので、ぎりぎり土俵には立てている。ここで変に希望を持ってしまった。

対象店舗一覧を見ると、マクドナルド、スタバ、すかいらーく系列、そして資さんうどん。
資さんうどんで20%還元。
急に現実味が出てきた。私は週末になると資さんでごぼ天を頼むタイプの人間なので、これは無視できない。

ここで思い出すのは、昔ポイントカードを財布に10枚以上入れていた頃の自分だ。
レジ前で「えっと…これはどの店だっけ」と固まり、後ろの人に無言の圧をかけられていた。
あの頃から比べると、私も多少は成長したはずだが、還元率という言葉には今も弱い。

肝心の20%の内訳を見ると、案の定、条件が積み上がっていた。
ステージ、取引ボーナス、月間利用額。
投資信託100万円、ローン、リボ払い。
読んでいるうちに、だんだん自分が対象外な人間に思えてくる。

「リボ払い利用中で+1%」という文字を見て、私は静かにスマホを置いた。
1%のためにリボ払いをする勇気は、私にはない。
ポイントは好きだが、借金とは仲良くしたくないのである。

結局、冷静にシミュレーションすると、私が現実的に出せそうな還元率は5〜7%あたりだろう。
それでも十分すごいのだが、最初に見た「20%」の文字が頭に残っているせいで、少し物足りなく感じてしまう。
人間の欲とは恐ろしい。

ただ、対象店舗は本当に日常使いが多い。
資さん、ロイヤルホスト、福岡市地下鉄。
これはもう「福岡で生活している人のためのカード」なのだと思う。

結論として、バリーカードは「刺さる人には深く刺さる」カードである。
私はというと、条件を眺めながら「まあ無理せず使える範囲でいいか」と納得した。
20%を目指さなくても、ごぼ天はちゃんと美味しい。
それでいいのだと思う。

ちなみに、詳しく知りたい人向けの記事もちゃんとある。「 福岡銀行の新サービス「Vary(バリー)」徹底解説!最大20%還元のポイントプログラムとバリーカード 」を読んで下され。私は説明しない。

Netflixで東京喰種を見たら休日が消えた話|アニメ一気見と時間消失の謎

休日の昼下がり、私は特に目的もなくテレビをつけ、なんとなくNetflixを開いた。洗濯は終わっているし、外に出るほどの元気もない。こういう日は、だいたいろくなことにならない。案の定、おすすめ欄に出てきた東京喰種を、私は軽い気持ちで再生してしまったのである。

最初は一話だけのつもりだった。設定を確認する程度、世界観を味見するくらいの感覚である。それが気づけば二話、三話と進み、金木くんが苦しめば私も苦しくなり、戦闘シーンが始まればなぜか姿勢が良くなる。人は椅子に座っているだけで、こんなにも体力を使うものなのかと不思議に思った。

途中で一度、時計を見た。まだ夕方だと自分に言い聞かせたが、その「まだ」が罠だった。昔、テスト前に「まだ三日ある」と思っていたら、気づけば前日になっていたあの感じに似ている。人間の時間感覚は、都合よく歪むようにできているのだと思う。

ここで一応、言い訳をしておくと、決してスマスロをしてから見始めたわけではない。最初から素面で、健全な精神状態だった。なのに休日が溶けた。これはもう、作品の引力が強すぎたということにしておきたい。

気づけば夜である。外は暗く、私は何も生産していない。掃除もしていないし、散歩もしていない。ただアニメを見ていただけなのに、妙な達成感だけが残っている。人を食べる話を見て、一日を食べられた気分だ。

まあ、休日とはそういうものかもしれない。何かを得たようで、実は何も得ていない。でも確実に疲れている。次の休みは有意義に過ごそう、たぶん。そう思いながら、私は次のエピソードのサムネイルを、そっと無視したのである。

 

これもUQモバイルでNetflixが無料で見られるというキャンペーンのせいなのだろう。おしえてくれた、しょうこ先生ありがとう。詳しく知りたい人は「 au・UQモバイルユーザー必見!Netflixがタダになる衝撃キャンペーン 」を読んでほしい。

ちなみに、今は「僕のだぞ!」や「幼稚、幼稚」のシーンあたりまでみて複線回収しているところ。激熱。

WESTERポイント全線フリーきっぷで新幹線乗り放題を考えただけの話(JR西日本・特急・旅行)

朝、スマホをぼんやり見ていたら、「ポイントで新幹線乗り放題」という文字が目に入った。私はこういう言葉に弱い。無料、限定、乗り放題。この三つがそろうと、もう内容をよく読まないまま心が前のめりになるのである。

どうやらJR西日本が、2026年初頭に「WESTERポイント全線フリーきっぷ」なるものを出すらしい。WESTERポイントで買えて、新幹線も特急も2日間乗り放題。しかも智頭急行まで含まれるという。聞けば聞くほど、話がうますぎて少し怖い。

私は昔、青春18きっぷで無理な旅をして、終電のない駅で途方に暮れた経験がある。そのせいで「乗り放題」という言葉を見ると、楽しさと同時に疲労の予感もよみがえる。人は学ばない生き物なのだ。

このきっぷ、山陽新幹線や北陸新幹線まで対象で、指定席も6回使える。新大阪から博多を往復するだけで元が取れると知った瞬間、私の頭の中ではすでに西日本横断の旅が始まっていた。予定も体力もないのに、気持ちだけは忙しい。

冷静に考えると、2日間でどれだけ乗れるかは自分次第である。私は移動中に駅弁を食べ、車窓を眺め、眠くなり、気づけば終点というタイプだ。乗り倒すどころか、列車に乗せてもらっている感覚に近い。

それでも「ポイントが3円の価値になる」と聞くと、急に自分が賢くなった気がするのだから不思議だ。実際は、使わなければゼロなのに。

結局、このきっぷは買うかどうかまだ決めていない。たぶん、また同じ記事を読み、同じように悩むのだろう。人は成長しない。でも、新幹線は速い。それで十分なのだと思う。

https://x.com/showchan82/status/2010550299803431287

アイラブホームフェア2026 福岡|マリンメッセで住宅設備とパンに心が揺れた話

正月気分がまだ靴底にくっついている一月、私はなぜか「入場無料」という言葉に吸い寄せられて、博多の海のほうまで出かけることにした。目的地はマリンメッセ福岡である。家づくりの展示会だと聞いていたが、正直に言うと、私はいまだに自分がどんな家に住みたいのか、よく分かっていない。

会場に入ると、キッチンだのトイレだのが、これでもかというほど並んでいた。どれも立派で、我が家の年季の入った流し台が急に申し訳なさそうな顔をして頭に浮かぶ。人間、見なければ平気なのに、見てしまうと欲が出るのである。

そういえば昔、実家のリフォームで父が「床は一生モノだ」と力説していたのを思い出した。結果、選ばれた床は一生モノというより、一生ギシギシ鳴る床だった。展示されている最新の床材を踏みながら、父のその後の沈黙を思い出し、私は一人で勝手に納得していた。

会場のあちこちには、脱炭素だのGXだのという、ちょっと賢そうな言葉が並んでいる。説明を聞いているうちに、分かったような分からないような顔をしてうなずく自分がいた。たぶん係の人は、私の理解度など最初から期待していないのだと思う。そう思うと気が楽だった。

それよりも私の足を止めたのは、パンとドーナツである。住宅の未来より、今日のおやつに心が傾く自分が情けないが、空腹には勝てない。展示会なのに、なぜかカフェ気分である。

主催が越智産業株式会社だとか、出展が100社以上だとか、すごい数字はたくさんあった。でも結局私の頭に残ったのは、「入場無料でパンが買える」という事実だけだった。

家づくりの未来を考えるはずが、今日の晩ごはんのことを考えながら帰路につく。まあそれも、私なりの住まいとの向き合い方なのだと思うことにした。

開催は15日~16日です。

詳細:アイラブホームフェア2026|福岡・マリンメッセで1/16・17開催!入場無料の住宅設備展示会

Audible 3ヶ月99円と、通勤自転車で勉強している気になる私

朝の通勤中、自転車をこぎながら私はだいたいどうでもいいことを考えている。昨日の晩ごはんは何だったかとか、靴下の片方はどこへ行ったのかとか、その程度である。そんな私の目に、ある日ふと「Audible 3ヶ月99円」という文字が入ってきた。
Audibleは、Amazonがやっている耳で本を聴くサービスである。月額1500円のところが期間限定で99円。これはもう、買えと言われているようなものだと思った。

登録してから、私は少しだけ生活が変わった。と言っても、劇的な変化ではない。通勤中の自転車に乗りながら、片耳…いや、正確には骨伝導イヤホンで、本を聴くようになっただけである。
「自転車で勉強するのは是なのか非なのか」という問題が頭をよぎったが、私は自分に甘いので、すぐに是ということにした。

耳を塞がない骨伝導イヤホンというのは、なかなか都合がいい。車の音も聞こえるし、後ろから来る自転車の気配も分かる。そのうえで、ビジネス書だの自己啓発だのが耳元で流れてくる。
私はただ自転車をこいでいるだけなのに、「今、勉強してます」という顔ができるのが一番のメリットかもしれない。

ただし、内容がちゃんと頭に入っているかというと、怪しい。信号待ちで止まった瞬間に話が飛んだり、坂道で息が切れた途端、ナレーターの声がBGMに変わったりする。
それでも私は「聴いている」という事実だけを大事にしている。理解はあとからついてくるかもしれないし、来ないかもしれない。

倍速再生という機能もあるが、これは少し勇気がいる。2倍速にすると、頭の回転が追いつかず、「私は今、賢くなろうとしているのか、ただ焦っているだけなのか分からない状態」になる。それでも、たまにうまく聞き取れると、自分が一段成長したような錯覚に陥るのでやめられない。

考えてみれば、通勤時間というのは、ただ移動しているだけの時間だった。それがAudibleのおかげで、「学びの時間」に格上げされた気がする。実際は、半分くらい聞き流しているのにである。
でも人生なんて、だいたいそんな自己申告制だと思う。

自転車を降りて会社に着く頃、私は少しだけ満足している。「今日も勉強した」と胸の中でつぶやきながら、何を聴いたかはもう曖昧だ。それでも99円でこの気分が買えたなら、安いものなのだと思う。
結局のところ、私は賢くなりたいというより、賢そうでありたいだけなのかもしれない。まあ、それも悪くないのである。

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楽天マガジン初回限定990円|雑誌読み放題に人はどこまで甘くなるのか

ある日、私は「年間5,500円」という数字を見て、ふむふむと一度は真面目な顔をした。次の瞬間、「それが990円です」と書いてあるのを見つけ、顔がゆるんだ。人は値引きに弱い生き物だと、改めて思う。特に私のような庶民は、割引率が80%を超えると、もう思考力がなくなる。

楽天マガジンは、雑誌が2500誌以上読み放題になるサービスである。私は以前使ったことがあるが、正直に言うと、全部を読む気など最初からない。ただ「いつでも読める」という状態が、なぜか心を豊かにしてくれるのだ。

自分では絶対に買わない雑誌を、そっと開いてみる。男性誌を女性が読むとか、女性誌を男性が読むとか、普段ならしない行動をする。これといって人生が変わるわけでもないが、「へえ」と思う瞬間がある。それだけで、なんとなく得した気分になるのである。

今回のキャンペーンは、年額990円。ひと月あたり約83円。もはや雑誌代というより、駄菓子代である。しかも初回31日無料。気に入らなければやめてもいい、という逃げ道まで用意されている。ここまで親切にされると、逆に疑いたくなるが、疑っても安いことには変わりない。

さらに条件を満たせば100ポイントも戻ってきて、実質880円らしい。実質、と言われると一瞬考えるが、結局「安い」という結論に落ち着く。人間の判断とは、だいたいそんなものだ。

雑誌を読んだからといって、急に知的になるわけでも、仕事ができるようになるわけでもない。ただ、ソファでだらだらする時間に、ちょっとした言い訳ができる。それが私にとっては十分だった。

どうせまた全部は読まない。でも「読める」という可能性を990円で買うと思えば、まあいいか、と思うのである。人生もだいたい、そんな軽い納得で回っている。

ANA今週のトクたびマイル一時休止とマイラーの小さな動揺について

火曜日の正午というのは、私にとって少し特別な時間だった。昼ごはんを食べながらスマホを見て、「今週のトクたびマイル」を確認する。それだけの行為なのに、なぜか宝くじの当選番号を見るような気分になるのだから、我ながら安上がりな楽しみである。

そのトクたびマイルが、2026年3月31日の発表分を最後に一時休止するらしい。理由はANAの国内旅客サービスシステム刷新とのことだ。こういう「システム刷新」という言葉は、たいてい利用者にとってロクなことがない。便利になると言われつつ、慣れたものが消えていく前触れでもある。

そもそもトクたびマイルとは、通常6,000マイルかかる国内線特典航空券が、3,000マイルから取れてしまうという、マイラーにとっては夢のような制度だった。私などは特に遠出の予定がなくても、「安いから」という理由だけで行き先を考えたりしていた。完全に制度に踊らされている。

最近はルールも変わって、発表から搭乗までに少し余裕ができた。前は思いつきで飛べたのに、今は少し計画性が必要である。計画性というのは、私にとってあまり相性の良くない言葉だ。

一時休止と聞いて、再開は夏ごろと言われているが、世の中には「一時」が永遠になる例も多い。過去の国際線の話などを思い出すと、心配しすぎとも言い切れない。マイルというのは貯めるのは大変だが、使えなくなるのは一瞬なのだ。

とはいえ、文句を言っても飛行機は飛ばない。結局私は、次の火曜日もスマホを開き、もう出ないトクたびマイルを無意識に探すのだと思う。習慣というのは、なかなかやっかいなのである。

祝日なのに仕事してしまう私とWEBサイト修正依頼という名の魔物

今日は祝日なのである。カレンダーも赤いし、世間も休みムードだし、私の気持ちも朝の段階では「今日は何もしないぞ」という、根拠のない決意に満ちていた。洗濯も後回し、メールも見ない。そう心に誓っていたのに、スマホがピロンと鳴った。

WEBサイトの修正依頼であった。
しかも「ちょっとだけ」「急ぎで」という、社会人が一番弱い言葉がセットである。

私は一瞬、祝日だぞ、と心の中でつぶやいた。声に出して言えばよかったのに、なぜか言わない。言わずに、なぜかパソコンを開いている自分がいる。ここがもうダメなのである。

こういう時、私はいつも「見るだけ」「内容を把握するだけ」と自分に言い聞かせる。見るだけのはずが、気づくとコードを触っている。軽い修正のつもりが、なぜかデザインまで気になってくる。祝日なのに、私は何をしているのだろう。

思えば昔からそうだった。テスト前に限って部屋の掃除を始めたり、夜中に突然模様替えをしたりするタイプだった。やらなくていい時ほど、なぜかやってしまう。しかも「自分は今、頑張っている」とどこかで思いたいのだと思う。

作業をしながら、コーヒーを飲む私。休日用に買っておいたお菓子を、なぜか仕事のお供にしている私。祝日感は、すでにどこにもない。誰に頼まれたわけでもなく、誰に強制されたわけでもないのに、勝手に働いているのである。

そして一通り修正が終わると、なんとも言えない達成感と、ほんの少しの虚しさが残る。ああ、今日もちゃんと休めなかったな、と思う。でも同時に「まあ、これが私か」とも思う。

祝日に仕事をしてしまう私の性格は、たぶん一生直らない。だから次の祝日も、きっと私は「今日は休みだぞ」と思いながら、パソコンを開いているのだろう。それでいいのか悪いのかは、もうよく分からないのである。

今日は成人の日か。新成人の皆さんおめでとう。