アフィリエイト全盛期のブックマークフォルダとサーバーが見つからない人生

この前、パソコンの整理をしていたら、奥の奥から「アフィリエイト研究用」という名前のブックマークフォルダが出てきた。いかにも頑張っていた頃の私らしい、力の入りすぎたネーミングである。
当時はアフィリエイトで一旗揚げようと、本気だった。夜な夜なライバルサイトを巡回し、構成を見ては「なるほど」と一人でうなずき、記事の文字数を数えては無意味に焦っていた。

久しぶりにそのフォルダを開いてみた。すると画面いっぱいに並ぶ「サーバーが見つかりません」の文字。どれをクリックしても、ほぼ同じ結末である。まるで全員で示し合わせて消えたみたいで、少し笑ってしまった。
そういえば、あの頃は「この人たちは一生稼ぎ続けるんだろうな」と、勝手に思っていた。自分は稼げていないくせに、人の将来だけはやたら明るく見積もるのだから不思議である。

思えば、私のアフィリエイト人生も短かった。ASPにログインしなくなり、検索順位を気にしなくなり、いつの間にかブログの存在自体を忘れた。ダイエット器具と同じで、使わなくなる時はあっさりしている。
それでも、ブックマークだけは消さなかった。たぶん「頑張ってた自分」を残しておきたかったのだと思う。冷蔵庫の奥で化石化した調味料みたいなものである。

諸行無常とか栄枯盛衰とか、言葉にすると立派だが、実際は「みんなやめちゃったんだな」という、それだけの話なのだろう。検索アルゴリズムも時代も、人のやる気も、だいたい移ろいやすい。
1月の暮れ、静かな気持ちでタブを閉じながら、少しだけ寂しくなった。とはいえ、今さら復活させる気もない。
結局、ブックマークはそのまま残した。消すほどの覚悟も、活かすほどの情熱もない。そういうフォルダが一つくらいあってもいい気がしたのである。

dポイントで電話料金を払ったら、人生が1割だけ得した気がした話 ポイントは税の前に立つ

先日、月末恒例の「今月いくら使ったかな…」という、できれば目を細めてやり過ごしたい作業をしていたときのことである。ドコモの料金明細を見て、私はため息をついた。ため息は無料だが、通信料は無料にならない。世の中は厳しい。

そんな中、dポイントで電話料金が払えるという話を思い出した。しかも、期間限定ポイントも使えるらしい。期間限定という言葉には、なぜか夏休み最終日の宿題みたいな切なさがある。使わないと消える。消える前に使わねば、という謎の使命感が湧くのだ。

しかもだ。ポイントを使うと、税引前の金額から引かれるという。私はこの仕組みを理解するのに、少し時間がかかった。昔、算数の文章題で「太郎くんがリンゴを〜」の時点で読む気をなくした自分を思い出す。今も本質は変わっていない。

例えば5000円の料金に1000ポイントを使うと、残り4000円にだけ消費税がかかる。つまり、ポイントがちょっと偉そうなのである。税金の前に出てきて、「ここ、私が引いておきましたから」と言ってくれる感じだ。なんだか頼もしい。

結果として、1ポイントが1.1円くらいの働きをするらしい。私はこの0.1円に、人間の小さな勝利を見た。大金持ちには鼻で笑われそうだが、こちらは庶民代表である。10%増しと聞くだけで、心が軽くなる。

考えてみれば、ドコモ光やドコモでんきにも使えるというのだから、ポイントもなかなかの働き者だ。私よりよほど社会に貢献している気がする。

結局、ポイントを使ったからといって人生が劇的に変わるわけではない。ただ、いつもより少しだけ「私はうまくやった」と思える。その程度で十分なのだ。どうせ通信料は来月も請求されるのだから。

詳しくは「dポイントのお得な使い方を徹底比較 電話料金払い、現金化、マイル交換」を読んでください。大人は説明しないのだ。

これがいいなら全部のポイントと消費税の関係もこうなればいいのにと思った。消費税ゼロパーセントにできるじゃないか。

楽天カードあとからリボキャンペーンだけは、私は毎回やってしまうのである

私は基本的に慎重な人間だと思っている。怪しい話には近づかないし、「簡単に儲かる」という言葉を見た瞬間、眉間にしわが寄る。リボ払いなんて、その代表格だ。名前からしてもう怪しい。
なのにである。楽天カードの「あとからリボキャンペーン」だけは、なぜか毎回きっちり取り組んでいる。

今回も例外ではなかった。e-NAVIを開いたら、案の定キャンペーンのお知らせが出ていて、「3万円で2,000ポイント」と書いてある。私はその数字を見た瞬間、「あ、今回もやるな」と思った。悩む時間はほぼゼロである。
こういう判断の早さを、他の場面でも発揮できたら人生はもう少し楽だった気がする。

リボ払いは危険だと、私はよく知っている。昔から「借金製造機」だの「一度ハマると抜け出せない」だの、いろいろ聞いてきた。そのたびに「自分は絶対にやらないタイプ」と思っていた。
ただし、「キャンペーンのときだけ」は別枠なのである。この理屈が通るかどうかは分からないが、私の中では完全に成立している。

手順もすっかり体に染みついている。
エントリーして、支払額を1万円以下に設定して、明細からあとリボ。自動リボにチェックが入っていないかを三回くらい確認する。この確認の多さに、私の小心者ぶりがよく表れている。

設定が終わったら、すぐに繰り上げ返済。
「あとでやろう」は、だいたい忘れる。これは私自身を長年観察してきた結果、導き出された確かな事実だ。数百円の金利でも、「まあいいか」と思った瞬間に負けだと思っている。

こうして私は、リボ払いを使っているのに、ほぼリボ払いらしいことは何もせず、ポイントだけをもらう。
なんだかズルをしているような気もするが、ルール通りなので問題はない。むしろ、カード会社の想定とはだいぶ違う使われ方をしている気がする。

結局、このキャンペーンだけは、これからも私はやり続けるのだと思う。
立派なポイ活でもないし、胸を張るほどの話でもない。ただ、「危ないものには近づかないけど、チラッとは見る」という、私らしい距離感なのである。
たぶん次回も、私は何事もなかった顔でe-NAVIを開いている。

ちょっと面倒な手順はいつもの他人に任せてしまおう。「 楽天カードのあとからリボ キャンペーンの攻略 実質ポイントバラマキ 1/23~2/11 」を読んでくれれば大体わかるはずだ。健闘を祈る。

アメックスビジネスゴールドと300万円使った記憶のない無料宿泊券

ある日、メールボックスにやけに景気の良さそうな件名が届いた。「【ビジネス・フリー・ステイ・ギフト】予約コード(300万円達成分)のご案内」。
一瞬、誰か別の人に届くはずのメールが迷い込んだのかと思ったが、よく見たら私宛だった。どうやら惰性で使い続けているアメックスビジネスゴールドの年間利用金額ボーナスらしい。

300万円。数字だけ見ると、軽くひっくり返りそうになる。そんなに使った記憶はない。というより、思い出したくない。日々の経費やら、ちょっとした支払いが積み重なった結果なのだろうが、「知らぬ間に」という言葉ほど怖いものはないと思う。
同時に「無料で1泊」という言葉が、心の弱い部分を優しく叩いてくる。

気づいたら対象の宿を眺めていた。写真はどこも立派で、部屋は広く、窓の外には海や山がある。こういうところに泊まれば、人生が一段階上に行った気分になれる気がする。実際は一晩寝て帰るだけなのに、不思議なものである。
昔、独身の頃なら「よし行こう」と即決していたと思う。誰と行くかも決めずに、勢いだけで。

しかし今は家族持ちである。ふと冷静になって、条件を読み返す。「ペア宿泊券」。ここで現実に戻る。
夫婦二人で泊まるには子どもの段取りがいるし、かといって誰かを置いて行くほどの罪悪感を乗り越える元気もない。家族全員で泊まれない無料は、だいたい保留になる運命なのだ。

結局、そのメールは既読のまま放置されている。
300万円使った後悔と、使いきれない特典。どちらも私らしいなと思った。
たぶんこのまま、有効期限ギリギリまで悩むのだろう。それもまた、カード社会の正しい使われ方なのだと思うことにした。

FXホラー漫画・FX戦士くるみちゃんアニメ化と、私のコツコツドカンの記憶が…うっ

朝、スマホをぼんやり眺めていたら、FX戦士くるみちゃんがアニメ化されるというニュースが目に入った。アニメ化と聞くと普通はワクワクするものだが、私の場合、なぜか心拍数が上がり、手に持っていた湯のみを置いた。これはもう娯楽というより、心の古傷を指で押される感覚なのである。

私はかつてFXをやっていた。しかも、典型的な「コツコツドカン」である。最初は千円、二千円と、まるで貯金箱に小銭を入れるように増えていき、私は完全に調子に乗った。そしてある日、ドカンが来た。コツコツしていた日々は、ドカンの前では段ボールハウスくらいの耐久力しかなかったのだ。

くるみちゃんの話を読むと、なぜか「わかる、わかる」と頷いてしまう。負けているのにチャートを見続けてしまう感じとか、もう取り返せないのに「ここで戻るかも」と思ってしまうあの根拠のない希望。あれは希望というより、賞味期限切れの牛乳を「まだいける」と飲む勇気に近い。

思えば子どもの頃、テストの点が悪いと、しばらく机の中に隠していた。見なければ現実ではない、という謎の理屈である。FXでも同じことをしていた私は、まったく成長していないのだなあと感心する。いや、感心している場合ではない。

アニメになったくるみちゃんが、画面の中でさらに派手に負けていくのを想像すると、正直ドキドキする。これはホラーなのか、教育番組なのか、それともただの鏡なのか。たぶん全部なのだ。

結局、私はFXを退場したままだし、アニメは怖いけどたぶん観てしまうと思う。人はなぜ、痛いとわかっている場所を触りに行くのか。その答えは出ないまま、私は今日も安全な場所で、為替とは関係ない昼ごはんの値段を気にしているのである。

バリーカード 還元率20%に心が揺れた日|福岡銀行 新サービスでポイ活を考えすぎた話

朝、スマホをぼんやり眺めていたら「最大20%還元」という文字が目に入った。
20%。
二度見した。寝起きの目がバグったのかと思ったが、どうやら本気らしい。福岡銀行の新サービス「バリープログラム」と「バリーカード」の話である。

20%還元といえば、だいたいは「条件:宇宙船を所有していること」みたいな話が多い。私は地球の片隅で暮らす一般市民なので、今回も半信半疑で読み始めた。

読み進めると、まず「福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行の口座が必要」とある。
この時点で、対象者がかなり絞られている。全国区の話ではない。
しかし私は福岡在住なので、ぎりぎり土俵には立てている。ここで変に希望を持ってしまった。

対象店舗一覧を見ると、マクドナルド、スタバ、すかいらーく系列、そして資さんうどん。
資さんうどんで20%還元。
急に現実味が出てきた。私は週末になると資さんでごぼ天を頼むタイプの人間なので、これは無視できない。

ここで思い出すのは、昔ポイントカードを財布に10枚以上入れていた頃の自分だ。
レジ前で「えっと…これはどの店だっけ」と固まり、後ろの人に無言の圧をかけられていた。
あの頃から比べると、私も多少は成長したはずだが、還元率という言葉には今も弱い。

肝心の20%の内訳を見ると、案の定、条件が積み上がっていた。
ステージ、取引ボーナス、月間利用額。
投資信託100万円、ローン、リボ払い。
読んでいるうちに、だんだん自分が対象外な人間に思えてくる。

「リボ払い利用中で+1%」という文字を見て、私は静かにスマホを置いた。
1%のためにリボ払いをする勇気は、私にはない。
ポイントは好きだが、借金とは仲良くしたくないのである。

結局、冷静にシミュレーションすると、私が現実的に出せそうな還元率は5〜7%あたりだろう。
それでも十分すごいのだが、最初に見た「20%」の文字が頭に残っているせいで、少し物足りなく感じてしまう。
人間の欲とは恐ろしい。

ただ、対象店舗は本当に日常使いが多い。
資さん、ロイヤルホスト、福岡市地下鉄。
これはもう「福岡で生活している人のためのカード」なのだと思う。

結論として、バリーカードは「刺さる人には深く刺さる」カードである。
私はというと、条件を眺めながら「まあ無理せず使える範囲でいいか」と納得した。
20%を目指さなくても、ごぼ天はちゃんと美味しい。
それでいいのだと思う。

ちなみに、詳しく知りたい人向けの記事もちゃんとある。「 福岡銀行の新サービス「Vary(バリー)」徹底解説!最大20%還元のポイントプログラムとバリーカード 」を読んで下され。私は説明しない。

ANA今週のトクたびマイル一時休止とマイラーの小さな動揺について

火曜日の正午というのは、私にとって少し特別な時間だった。昼ごはんを食べながらスマホを見て、「今週のトクたびマイル」を確認する。それだけの行為なのに、なぜか宝くじの当選番号を見るような気分になるのだから、我ながら安上がりな楽しみである。

そのトクたびマイルが、2026年3月31日の発表分を最後に一時休止するらしい。理由はANAの国内旅客サービスシステム刷新とのことだ。こういう「システム刷新」という言葉は、たいてい利用者にとってロクなことがない。便利になると言われつつ、慣れたものが消えていく前触れでもある。

そもそもトクたびマイルとは、通常6,000マイルかかる国内線特典航空券が、3,000マイルから取れてしまうという、マイラーにとっては夢のような制度だった。私などは特に遠出の予定がなくても、「安いから」という理由だけで行き先を考えたりしていた。完全に制度に踊らされている。

最近はルールも変わって、発表から搭乗までに少し余裕ができた。前は思いつきで飛べたのに、今は少し計画性が必要である。計画性というのは、私にとってあまり相性の良くない言葉だ。

一時休止と聞いて、再開は夏ごろと言われているが、世の中には「一時」が永遠になる例も多い。過去の国際線の話などを思い出すと、心配しすぎとも言い切れない。マイルというのは貯めるのは大変だが、使えなくなるのは一瞬なのだ。

とはいえ、文句を言っても飛行機は飛ばない。結局私は、次の火曜日もスマホを開き、もう出ないトクたびマイルを無意識に探すのだと思う。習慣というのは、なかなかやっかいなのである。

楽天お買い物マラソン2日目に2%を失った話|0のつく日とエントリー忘れの悲劇

楽天お買い物マラソンの二日目である。私はいつも通り、0のつく日に照準を合わせ、静かに、しかし確実に完走する予定だった。予定だった、というところがもう怪しい。なぜなら今回は、やらかしたからだ。

買い物自体は完璧だったと思う。必要なものを必要なだけ、店もちゃんと分けて、あとはポイントが降ってくるのを待つだけ。ところが、ふと夜になってから気づいた。39SHOP+1%と、楽天カードの0のつく日、どちらもエントリーしていないのである。あとの祭り、という言葉はこういう時のためにあるのだと思う。

思い返せば、昔から私は「エントリー」という作業を軽視しがちだった。クリック一つで済むのに、それを忘れる。まるで玄関に靴をそろえて満足し、肝心の鍵をかけ忘れる人間である。自分でも呆れるが、まあそれが私なのだ。

たかが2%である。計算すれば数百円、場合によってはワンコインにも満たない。そう思おうとするのだが、ポイントというものは不思議なもので、実際のお金よりも精神に与えるダメージが大きい。失ったのは2%だが、気分は20%減くらいなのである。

「確認しなかった自分が悪い」と、頭ではわかっている。わかっているのに、なぜか楽天の画面をもう一度開いてしまう自分がいる。エントリー済みの文字が出ないかと期待しているあたり、往生際が悪い。

結局、私は何も取り戻せなかった。ただ2%を失い、少しだけ学んだ気になっただけである。次は忘れない、たぶん忘れない、できれば忘れない。そう思いながら、ポイント明細を閉じた。たかが2%、されど2%。まあ、今日の私はそれを身をもって知った、というだけの話なのだ。

金額的には数百円だが気持ち的には数千円損した気分だ。
まだ、買い物していない人は「【2026年1月9日~】楽天市場のお買い物マラソンやスーパーセールにおすすめの商品と買い回りの攻略法」などを参考にエントリー忘れせずに買い物してくれたまえ。

宝くじは貧乏人の税金?それでも楽天銀行おまかせBIGで6億円を夢見る私の日常

宝くじは貧乏人の税金だ、という言葉は知っている。たしかに、あれは夢を買うというより、夢を維持するための会費みたいなものだと思う。そう思っているくせに、私は楽天銀行のおまかせBIGを300円だけ自動設定している。堂々たる矛盾である。

300円という金額がまたいやらしい。高すぎず、安すぎず、コンビニでお菓子を一個我慢すれば成立する額だ。私はこれを「未来への寄付」と呼んでいるが、誰に寄付しているのかはよく分からない。多分、平行世界の金持ちの私だ。

過去の戦績はひどい。4等が一回、そのほかはほぼ5等。しかも私は結果をきちんと見ていない。なぜなら、見た瞬間に現実が確定してしまうからである。封筒を開けなければ合否は決まらない受験票と同じ理屈だ。違うのは、合格している可能性が限りなく低い点である。

それでも設定を解除しないのは、ある日突然、口座に6億円が振り込まれている世界線が、まだ損なわれていないからだ。その可能性がゼロにならない限り、私は月曜日の朝でも少しだけ機嫌よく生きられる。残高確認のたびに、ほんの一瞬だけ呼吸が止まるのも悪くない。

冷静に考えれば、その6億円でやりたいことも特にない。仕事を辞めるかどうかも迷うし、豪邸に住んだら掃除が大変そうだ。結局、今と同じようにゴロゴロして、税金の計算で頭を抱えている気もする。

つまり私はお金が欲しいのではなく、「もしかしたら」という状態が好きなのだと思う。300円で一か月分のワクワクが買えるなら、まあ安い。貧乏人の税金と言われようが、今日も私は残高ゼロの夢を大事にしているのだ。

ちなみになぜ貧者の税金なのかというと、宝くじは半分程度が寺銭で結局公共施設等の整備に使われているからである。このあたりは「宝くじは貧乏人に課せられる税金?貧者の税金、愚者の税金といわれる理由」が詳しい。またしても説明は他社丸投げである。

PayPayポイント運用は意味あるのか問題と私のどうでもいい結論

ある日、歯磨きをしながら、なぜかPayPayポイント運用のことを考えていた。歯磨き中に考えることというのは、大体がどうでもいいのだが、これが意外と頭から離れなかったのである。

私は前から、PayPayのポイント運用を見かけるたびに思っていた。
「これ、なんでみんな続けてるんだろう」と。

手数料はかかるし、そのせいでポイント運用の欠点である権利落ちの回避ができるわけでもない。冷静に考えると、同じ値動きに連動するなら、普通に現金で投資したほうがよほど自由度が高い。なのに、みんな当たり前の顔でポイントを運用に突っ込んでいる。私はその光景を、商店街の福引きに無言で並ぶ人たちを見るような気持ちで眺めていた。

ここで話は少し脱線するが、私は昔、スタンプカードを異様に大事にする子どもだった。あと一個でいっぱいになるという理由だけで、全然おいしくないパン屋に通っていた記憶がある。今思えば、パンよりスタンプのほうを食べていたようなものだ。人は「もう少しで何かがもらえる」という状態に、異常に弱いのである。

PayPayポイント運用も、たぶんそれに近い。現金だと「減った」「増えた」で心がザワつくが、ポイントだとどこかゲーム感覚になる。負けても「まあポイントだし」と思えるし、増えたら増えたで、なぜか自分が投資上級者になった気がする。実際は何も変わっていないのに。

私はこういう仕組みに対して、斜に構えている自分が賢いような気になっていたが、冷静に考えると、ただ面倒くさがりなだけなのだ。現金投資は勉強も必要だし、責任も重い。ポイント運用は、言ってしまえば「考えなくていい投資」なのである。

みんなが続けている理由を考えた結果、たぶん答えは単純で、
「損しても痛くない顔ができるから」
これに尽きるのだと思う。

そう考えると、PayPayポイント運用は投資というより、少し大人向けのガチャみたいなものなのかもしれない。期待しすぎず、失望もしない。その距離感がちょうどいい人が多いのだろう。

私はというと、相変わらず歯磨きを終えても答えは出ず、「まあ、人それぞれか」とどうでもいい結論に落ち着いた。
たぶん明日には、また別のどうでもいいことを考えているはずである。

ちなみに権利落ちの会費については「ポイント運用で怖い権利落ちと対策 権利落ち回避で損を減らす」が参考になる。またしても詳細な説明は他人に丸投げである。