福岡を走っているタクシーで第一交通の行燈を見たことがある人は多いでしょう。そんな第一交通は北九州の小倉で創業した会社で、日本のタクシー業界の中では最大規模の会社なんです。最近では分譲マンション事業なんかもやっていますね。
そんな第一交通産業が株式分割と株主優待の拡充を発表しました。現在は東証二部ですが、東証一部上場を狙っていることがわかりますね。
株式分割&株主優待拡充
そもそもの用語を説明すると株式分割は今の株主が保有している株を単純に増やすということです。今回の第一交通産業の場合100株を200株に分割するので100株のホルダーは200株のホルダーになるということになります。
「株式分割とは(株式用語辞典)」でも説明されている通り、100株が200株に変ったからといって資産が2倍になるわけではありません。基本的には株価も半分になるので損も得もしません。
ただし、株価が半分になると買いやすくなるので、メリットはあるでしょう。また、今回は株主優待の拡充も発表しています。
第一交通では株主に対して100株あたり1000円のタクシークーポン券を株主優待券として提供しています。従来は100株に対して1枚でしたが、分割後も100株に対して1枚を維持します。分割で株価は半分になると考えると、効率が2倍になるわけです!
そんなわけで既存株主にとっては朗報と言える話ですね。
ちなみに、この発表で株価は上がっています。2017年3月2日の終値は1814円です。
株主優待に興味があるという方は「株主優待ガイド」で優待投資の基本が解説されているのでご一読いただくとよいかと思います。
第一交通のホームページはかなり古臭い感じがしますね。