福岡では梅雨入りの時期に入っても、水不足への注意が続いています。雨が降る日があっても、ダムの貯水率が十分に戻らなければ、生活用水や農業・事業活動への影響は残ります。
この記事では、2026年6月上旬時点の福岡の水不足の状況、筑後川水系ダムの貯水率、家庭でできる節水のポイントを整理します。
福岡県は節水を呼びかけ中
福岡県は「みんなで節水!!」のページで、令和8年2月末以降の降雨によりダム貯水率は少しずつ回復しているものの、依然として深刻な水不足が続いていると呼びかけています。
特に福岡都市圏の水道水の主な水源である筑後川水系では、取水制限が継続されています。夏が近づくと水需要も増えるため、梅雨に入ったから安心という状況ではありません。
主要ダムと筑後川水系の状況
| 福岡県主要21ダム | 2026年6月5日午前9時時点で貯水率50.5%、貯水量102,695千立方メートル |
| 筑後川水系主要6ダム | 2026年6月5日0時時点で貯水率43.1% |
| 福岡都市圏の供給ダム | 2026年6月5日時点で7ダム総計58.11%、関連9ダム総計55.87% |
福岡県の主要ダム全体では50%台まで戻っている一方、福岡都市圏の水道水に関係する筑後川水系では、まだ低い水準が続いています。地域や水源ごとに状況が違うため、自分の住む自治体や水道事業者の情報も確認しておきましょう。
なぜ雨が降っても水不足が続くのか
水不足は、単に今日雨が降ったかどうかだけでは判断できません。水道水として使うには、ダムや河川に十分な水がたまり、取水・浄水・送水の仕組みで安定して供給できる必要があります。
短時間の雨では川の水位が一時的に上がっても、ダムの貯水率が十分に回復しないことがあります。また、夏に向かって気温が上がると、家庭・事業所・農業などの水需要も増えます。そのため、梅雨入り後でも節水が必要になる場合があります。
家庭でできる節水ポイント
- 歯磨きや洗顔中は水を流しっぱなしにしない
- シャワー時間を短くし、こまめに止める
- 洗濯はまとめ洗いにして回数を減らす
- 食器洗いはため洗いを活用する
- 風呂の残り湯を掃除や洗濯に使える範囲で活用する
- 庭やベランダの水まきは時間帯と量を見直す
節水は、一つひとつは小さく見えても、地域全体で続けると効果が出ます。特にシャワー、洗濯、食器洗いは家庭内の使用量が大きいため、まず見直しやすい部分です。
防災情報とあわせて確認したい
水不足と大雨災害は、同じ時期に話題になることがあります。雨が強く降る日は洪水や土砂災害に注意しつつ、長期的には水源の回復状況も見る必要があります。
梅雨や台風の時期は、節水情報だけでなく避難情報も確認しておきましょう。当ブログでは、福岡市ハザードマップの見方もまとめています。
まとめ
福岡では、2026年6月上旬時点でも水不足への注意が続いています。福岡県主要21ダムの貯水率は2026年6月5日時点で50.5%ですが、筑後川水系主要6ダムは43.1%で、取水制限も継続されています。
雨が降ってもすぐに水不足が解消するとは限りません。家庭では、シャワー、洗濯、食器洗いなど日常の水の使い方を少しずつ見直しながら、福岡県や水道事業者の最新情報を確認しましょう。

