2015年10月から福岡県も最低賃金が大幅アップ。時給727円から16円アップの743円

最低賃金の引き上げを議論している厚生労働省の審議会は2015年度の引き上げ幅を決定しました。平均で18円アップですが、福岡県は16円アップにとどまり、最低賃金は時給743円になりました。

これまでも最低賃金の上昇状況と比べるとかなり大きな増加となっています。

最低賃金とは?

最低賃金とは、国が定めている最低額の時給額です。時給計算されていますが、日給や月給の場合であっても労働時間で割って、この最低賃金を下回ってはならないことになっています。

福岡県は2015年には743円ですが、同じ最低賃金でも東京都の場合は907円と地域によってかなり開きがあります。これは物価なども考慮されているわけですが、かなりの差がありますね。

ちなみに九州各県の最低賃金(2015年)は下記の通りです。

福岡県:743円
佐賀県:694円
長崎県:693円
熊本県:693円
宮崎県:693円
鹿児島県:694円
沖縄県:693円
※福岡以外はほとんど同じですね・・・。

今回の最低賃金の改定は2015年10月1日から改定されることになります。ちなみに、実は最低賃金は毎年10月1日から更新されているんですね。

これまでは数円程度の上昇が続いていたのですが、アベノミクスの一環として大幅な増額が決定されたということです。過去の福岡県の最低賃金については「福岡県の最低賃金情報」で結構詳しくまとめられています。20年前と比べるとかなり変わっていますね。