福岡の熱中症対策アプリ2つ|まもるくんWBGT通知と自己判定の使い分け

スマートフォンと水分、温度計で熱中症への備えを確認するイメージ ニュース・時事ネタ

福岡県は2026年7月21日、県公式防災アプリ「ふくおか防災ナビ・まもるくん」に熱中症情報を追加しました。県内12地点の暑さ指数(WBGT)の実況値・予測値、熱中症警戒アラート、クーリングシェルター・涼み処の地図をスマートフォンで確認できます。

福岡県では別に、症状から対応の目安を示す無料Webアプリ「熱中症自己判定アプリ」も試験運用されています。2つは役割が異なり、外出前・活動前は「まもるくん」、体調に異変があるときは自己判定アプリを補助的に使うのが基本です。

ただし、意識がない、呼びかけへの反応がおかしい、自力で水が飲めないときは、アプリを操作せず119番してください。この記事は2026年7月27日に福岡県、福岡市、各アプリの公式情報を確認して作成しています。

2つのアプリの役割は「予防」と「症状確認」

ツール 主な役割 使う場面
ふくおか防災ナビ・まもるくん WBGT、警戒アラート、涼める施設を確認 外出・運動・屋外作業の前と活動中
熱中症自己判定アプリ 入力した症状に応じて重症度と対応の参考情報を表示 軽い体調変化があり、本人が安全に操作できるとき
福岡市熱中症情報 福岡地点のWBGTと市内の救急搬送速報を確認 福岡市でその日の危険度を詳しく確認したいとき

「まもるくん」は予防の判断材料で、自己判定アプリは症状が出た後の補助ツールです。どちらも医師の診断や救急要請の代わりにはなりません。

まもるくんの熱中症新機能

7月21日から追加された主な情報は次の4つです。

  • 福岡県内12地点の暑さ指数(WBGT)の実況値・予測値
  • 熱中症特別警戒アラート、熱中症警戒アラートの発表状況
  • クーリングシェルターと涼み処のデジタルマップ
  • 福岡県の熱中症予防情報へのリンク

県は、暑さ指数が28を超えた場合にプッシュ通知すると案内しています。WBGTは気温だけではなく、湿度、日射・照り返しも含めて熱中症の危険度を示す指標です。県の運動指針では、28以上31未満は「厳重警戒」で激しい運動を中止、31以上は「危険」で運動を原則中止としています。

福岡地区の観測地点は宗像、前原、福岡、太宰府、朝倉です。自宅や目的地に近い地点を確認し、通知が来る前でも体調や現地の環境に応じて休憩してください。

福岡市では7月23日までに461人を搬送

福岡市の速報では、2026年の熱中症による救急搬送は7月23日までに461人で、前年同日より40人多い状況です。内訳では65歳以上が241人で全体の52%を占めています。速報値は後日変更される場合があります。

福岡市のサイトでは、福岡地点の当日・翌日の暑さ指数予測と、直近1週間の実測値も確認できます。2026年7月27日朝の更新では、7月20日から26日まで毎日「危険」でした。日々変わる情報なので、外出直前に最新表示を確認してください。

自己判定アプリは軽い症状で安全に操作できるときだけ

熱中症自己判定アプリは、Webブラウザから無料で利用できます。年齢、性別、現在地、症状、健康状態などを入力すると、重症度と対応の参考情報が表示されます。専用アプリのインストールは不要です。

このWebアプリは医療機器ではなく、診断・治療の代替ではありません。入力データが研究に利用される場合があるため、利用規約と個人情報の取扱いを確認してから使ってください。

反応がおかしい・自力で水が飲めないときは119番

福岡市は、意識がない、反応がおかしい、意識があっても自力で水を飲めないときは、すぐに救急隊を呼ぶよう案内しています。次の状態ではアプリの結果を待たないでください。

  • 意識がない、または受け答えが普段と違う
  • 呼びかけても返事がおかしい
  • 自力で水分を飲めない
  • まっすぐ歩けない、けいれん、高体温など重い症状がある

救急隊を待つ間は、冷房のある室内や風通しのよい日陰へ移し、衣服を緩めて体を冷やします。首、脇の下、太ももの付け根を冷やし、意識がはっきりしない人には無理に水を飲ませないでください。

迷わないための使い分け

  1. 外出・運動前に「まもるくん」か福岡市サイトでWBGTを確認する
  2. 危険度が高ければ予定変更、運動中止、涼み処の利用を選ぶ
  3. 体調に異変があれば、まず意識・受け答え・自力飲水を確認する
  4. 重い症状があれば119番し、到着前から体を冷やす
  5. 軽い症状で安全に操作できる場合だけ自己判定アプリを補助に使う
  6. 休んでも改善しない、悪化する場合は医療機関へ相談する

まとめ

「ふくおか防災ナビ・まもるくん」は、WBGT通知や涼める施設の地図で熱中症を予防するための県公式アプリです。熱中症自己判定アプリは、症状が出たときの対応を考える補助的なWebツールです。

外出前は危険度を確認し、症状が出たら安全な場所へ移動して冷却します。意識・反応の異常や自力飲水ができない状態では、アプリを待たず119番してください。

参考情報

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