福岡で住宅ローンを組むなら福岡銀行?西本シティ銀行?それともネット銀行?

loan住宅ローンの金利が史上最安値を更新しています。そうした状況を受けて住宅購入を考えている方も多いかもしれません。ある調査によると、住宅購入時のローンについて一番に相談をするのは住宅メーカーの販売員(不動産屋さん)だそうです。

一方で彼らは家が売れさえすればいいので、住宅ローンの安さ(金利の低さ)などよりも、手続きの簡単さなどを優先させてしまいます。そうした選択は、本当にお得なのでしょうか?

今回は、福岡での住宅ローン選びを考えている方のための住宅ローンの選び方を紹介していきます。

住宅ローンの価格(値段)は金利である

住宅ローンをはじめとして借金をするときの価格というのは「金利」です。金利が高いローンはそれだけ高い価格で借りる借金で、金利が低いローンは安い価格で借りれる借金ということになります。
詳しくは、「お金を借りる時にかかる金利の仕組み」などでも説明されているので、借金(ローン)の仕組みがよく分からないという方はぜひご一読ください。

さて、こうした時、住宅ローンという高額の借金はわずか0.1%という金利の差でも大きな違いを生みます。仮に3000万円の住宅ローンを35年返済で組んだ時、0.1%の金利差はおおよそ50万円もの差を生みます。1%なら500万円も差がでることになります。

 

福岡銀行や西日本シティ銀行の住宅ローン金利は高い

さて、2015年1月の住宅ローン金利を見てみましょう。(変動金利タイプ)

福岡銀行(ふくぎんの住宅ローン):1.325%+保証料(0.2%)
西日本シティ銀行(NCB建築名人):1.325%+保証料(0.2%)

横並びですね。ところがこれがネット銀行だとどうなるか?

ソニー銀行(変動セレクト住宅ローン):0.539%(保証料無料)
イオン銀行住宅ローン:0.57%(保証料無料)

どうでしょう?その差は歴然としています。保証料まで含めると1%近い金利差があるわけです。前述のシミュレーションの通り、仮に35年ローン、3000万円の住宅ローンだとすると、ローンを借りる先の違いだけで、500万円もの差を生むことになるわけです。

地元の銀行だから、という理由で安易に地方銀行などで住宅ローンを組むことはお勧めしません。ネット銀行であれば、福岡に住んでいてももちろん利用することができます。

ちなみに、イオン銀行の場合、イオンモール内にイオン銀行の店舗があり、そちらで相談をすることもできます(金利はもちろん、上記の金利水準です)。
あと、ソニー銀行の場合はソニー生命が代理店としてソニー銀行の住宅ローンの取り扱いもしているので、それもそちらで相談可能です。

 

なぜ、ネット銀行の住宅ローンは安いの

大きな理由はコストの低さです。大きな銀行はたくさんの支店を抱えており、それだけの経費がかかります。一方のネット銀行は店舗(支店)をほとんど持つ必要がないため、体制としてスリムです。そのため余計なコストがかからない分、必要な利益の額も小さくなります。

その分を顧客に対して金利引き下げという形で還元しているのが実態です。
実際に住宅ローンに限らず、定期預金や各種手数料(ATM手数料、振込手数料)なども多くのケースでネット銀行が普通の銀行と比較して有利です。この点について述べると長くなりますし、本筋と外れますので、このあたりでやめますが、気になる方は「ネットバンク比較 人気のネット銀行を比較・ランキング」などのサイトが役立つかと思いますのでご覧くださいませ。

 

住宅ローンはしっかりと吟味して利用しよう

住宅ローンは「借りれるところならどこでもいい」というものでは決してありません。
選ぶ銀行によって大きく結果が変わってきます。普通の人にとって住宅購入は生涯の中でも最も大きな買い物であり、その時に組む住宅ローンは最大の借金となるはずです。

そうしたローンを比較もせずに安易に選ぶのは間違いです。ぜひともしっかりとした比較をした上で住宅ローンを利用してください。

ちなみに、住宅ローン選びについては「住宅ローン比較.com」のサイトが住宅ローンの仕組みや選び方などを詳しく紹介していて参考になりますので、住宅購入を検討している方はぜひご一読ください。

また、直近のネット銀行の住宅ローン金利については「住宅ローン金利ランキング」で時系列紹介されているので最新の住宅ローン金利を比較して安い銀行を利用しようと考えている方はこちらもご利用ください。