福岡銀行と西日本シティ銀行のNISA口座開設キャンペーン比較

nisa-fukuoka福岡銀行、西日本シティ銀行では、ともに2014年12月30日までを期限とするNISA口座開設キャンペーンを展開しています。それぞれ現金キャッシュバックを始めとしたお得さのあるように見えるキャンペーン内容となっています。今回はそれぞれのNISAキャンペーンの比較と、本当に銀行でNISA口座を開設してもよいのか?という点を紹介していきます。

2014年から始まったNISA、まだ制度内容をあまり知らないという方も多いかもしれません。意外な注意点などもあります。NISAを上手に活用していきましょう。

なお、NISA制度についてもっと詳しく知りたいという方は解説サイト「ゼロから理解するNISA(ニーサ)」などをご覧ください。

NISA口座開設キャンペーン、お得なのは福銀か?

それぞれのNISA口座開設のキャンペーンはほとんど同じよう内容となっています。口座開設で1000円がもれなくプレゼントというのは共通ですので、そもそも投資するつもりは1ミリたりとも無いという人はどちらで口座を開設しても同じことです。

ただし、後ほど注意点でも説明しますが、今の制度だとNISA口座は一人1つまで。また、別の金融機関にNISA口座を移したいという場合でも最低4年間は変更することができません。そのため、投資をする「可能性がある」という人はある程度身長に選びたいものです。

 

福岡銀行のNISA口座開設キャンペーン

福岡銀行では、2014年12月30日までを期限としてNISA口座(少額投資非課税口座)の口座開設キャンペーンをやっています。口座開設だけで 500円(投資信託口座も開けば+500円で1000円)、同時申し込時の定期預金の金利を2.13%(1ヶ月満期、100万円まで)、さらに、投資信託の取引でのキャッシュバック、投信積立で1000円プレゼント&抽選で10万円分の旅行券という4つの特典が 用意されています。
>>NISAでおトクなキャンペーン(福岡銀行HP)

 

西日本シティ銀行のNISA口座開設キャンペーン

西日本シティ銀行では、NISA口座開設で1000円、NISA口座内で取引した投資信託手数料の20%のキャッシュバック、投資信託の積立開始で500円プレゼント&抽選で1万円分のギフトカードという特典内容となっています。
>>NISAでGOODお得キャンペーン(西日本シティ銀行HP)

 

本当に「投資」をするつもりなら地銀はお勧めできない

このNISAというシステム、これは「投資にかかる税金を非課税にすることができる」という制度です。
現在では投資利益に対してはの20%ちょっとの税金がかかることになっています。これが5年間ゼロになるという制度です。

上手に活用すれば資産運用や投資にとってかなり強い味方になります。

一方で、福岡銀行、西日本シティ銀行に限らず、地方銀行をはじめとした銀行が扱う投資信託は種類が少ないことが多いうえ、投資信託以外の運用商品(株など)には投資ができないという点が挙げられます。

こうした点はNISA口座の活用を100%することができないということにほかなりません。
NISAでない、普通の口座であれば、銀行・証券会社といくつ口座を作っても問題はありません。ただし、NISA口座は一人1口座しか作ることができませんので、慎重に考えるべきかと思います。

参考①:証券会社と銀行はどちらでNISA口座を作る?
参考②:投資信託を銀行窓口で買ってはいけない

 

ちなみに、私は大手のネット証券でNISA口座を作っています。やはり投資をするというのであればやっぱり銀行よりは証券会社の方がお勧めです。証券会社(ネット証券)には色々なところがあります。ほとんどのネット証券ではNISA口座開設も可能ですので、ご活用ください。
具体的な証券会社の評価などついては「証券会社比較ランキング(マネーナビ)」なども参考にしてみてください。

NISA口座を開設するのにお勧めの証券会社
1位:マネックス証券(初心者向けコンテンツが充実。今なら口座開設で最大3万円プレゼント)
2位:楽天証券(投資信託の取り扱い数が豊富。)
3位:SBI証券(全般的に外れがないネット証券。)
※リンク先は証券会社の詳細情報

 

福岡銀行か西日本シティ銀行のどちからでいえば福銀をおすすめ

どちらかの銀行でNISA口座を開きたいというのであれば、福岡銀行をお勧めします。

同行はネット取引専用のインデックスファンドで投資家からの評価の高いeMaxisシリーズの扱いがあります。インターネットバンキング専用の取引とはなりますが、同行が扱うファンドで投資価値があるのは個人的にはこのeMaxisシリーズだけだと思います(儲かるとかいう話ではなくて、投資コスト的な意味)。
これを取り扱いファンドとして全面に推している福銀の姿勢には関心します。

一方の西日本シティ銀行では、売上ランキングなどで表示されているファンドはいずれも手数料がすさまじく高いタイプのファンドばかりです。こうした傾向はどこの銀行、対面証券でも見られる傾向ですが、必ずしも投資家の利益とは合致していません。

こうした指摘について興味がある人は「銀行や証券会社で「売れている」ファンドは良い投資信託か?」も一度お読みになってください。