北九州市が、内水浸水想定区域図の公表範囲を拡大しています。梅雨や台風の時期を前に、自宅や職場、通学路の「内水氾濫」のリスクを確認しておきたいニュースです。
内水氾濫は、川があふれる洪水とは別に、短時間の強い雨で下水道や側溝の排水能力を超え、道路や住宅地に水がたまる現象です。都市部では特に見落としやすい水害リスクです。
内水浸水想定区域図とは
北九州市上下水道局は、想定しうる最大規模降雨である153mm/hに対して、内水氾濫により浸水が想定される範囲や水深をまとめた「内水浸水想定区域図」を公表しています。
水防法の改正により、下水道等が整備されている区域でも、内水浸水想定区域図の作成が必要になりました。北九州市では、公表範囲を順次拡大していく予定とされています。
どこで確認できるか
| 確認先 | 北九州市上下水道局ホームページ |
| 地図検索 | 地域情報ポータルサイト「G-motty」 |
| 確認内容 | 内水氾濫が想定される範囲と浸水深 |
| 想定降雨 | 153mm/h |
住所から確認したい場合は、地域情報ポータルサイト「G-motty」の内水浸水想定区域図が使いやすいです。自宅、職場、学校、実家、よく通る道路を検索しておきましょう。
洪水ハザードマップとは別に見る
内水浸水想定区域図は、河川の氾濫を示す洪水浸水想定区域図とは見ているリスクが違います。川から離れている場所でも、地形や排水状況によって内水氾濫が起きることがあります。
そのため、洪水、土砂災害、高潮、内水を分けて確認することが大切です。福岡市版の確認方法については、関連記事「福岡市ハザードマップの見方」でも整理しています。自治体は違いますが、確認する考え方は共通します。
梅雨前に確認したい場所
- 自宅周辺の道路
- 駐車場や地下駐車場の出入口
- 職場や学校への通勤・通学路
- 高齢の家族が住む地域
- 低い土地やアンダーパス
- 側溝や雨水ますが詰まりやすい場所
内水氾濫は、短時間で道路が冠水することがあります。車で移動する人は、アンダーパスや低い道路を避けるルートも事前に考えておきましょう。
日常でできる備え
北九州市政だよりでも、大雨への備えとして、内水浸水想定区域図の確認や、雨水ますの清掃への協力が呼びかけられています。落ち葉やごみで雨水ますが詰まると、道路冠水につながることがあります。
自宅周辺の危険箇所を把握し、非常用持ち出し品、避難先、家族との連絡方法を決めておくことも重要です。大雨の直前ではなく、平常時に確認しておく方が現実的です。
まとめ
北九州市の内水浸水想定区域図は、短時間の強い雨で起こる内水氾濫のリスクを確認するための地図です。公表範囲が拡大しているため、梅雨や台風の前に、自宅や通勤・通学路を確認しておきましょう。
河川洪水のハザードマップだけでなく、内水浸水もあわせて見ることが重要です。低い道路、地下駐車場、アンダーパス、雨水ます周辺などは、日常の移動にも関わるので早めに確認しておきたいところです。
参考情報
- 北九州市「雨水出水浸水想定区域について」
- 北九州市政だより 令和8年6月1日号「大雨に備えて事前に準備をしましょう」
- 北九州市「防災ガイドブック・ハザードマップ」
- 福岡博多ブログ「福岡市ハザードマップの見方」

